バ リ ウ ム の ゆ く ご と 熱 燗 喉 を 越 し

あのいやらしいバリウムと熱燗は、全く別物ではあるけれど、じわっとゆっくり、今、喉のこの辺りと自覚しながら落ちていく感覚が近いような気がして。
イヤな物と、素敵なものの感覚が同じとは、おかしな話だけれど、それだけ熱燗のしみじみとした味わいが濃いということ、少しずつ少しずつ幸せが沁みてくる感じ。
とりあえず今日は終わった。
なんということなく。
明日のことはわからない。
ただこの一献が、わたしを大きく元気づけるということ。
このひとときに感謝するということ。

この句も読まれています。

汗 拭 ひ ( ぬぐい ) 恋 愛 線 を 確 か む る... 占いなんてものは信じない。 いいこと、悪いこと順繰り回しているだけだ。 おみくじだって同じこと。 でも、大吉が出ると、ちょっと嬉しくて、情けない。 ただ、今でも不可思議で奇妙で、怖いことがある。 むかし職場に、ミシン販売のおばさんが来て、「 ちょっと貴女、間違ってたらごめんなさい。ご両親揃ってらっし...
枯葦の どこまで沈む 底なしの 枯れた葦が一面をおおいつくす沼、これは湖か。 暗い色の水は動くこともなく、見ていればただただ寂しい。
空 手 (からて) 子 の 突 き 出 す 拳 (こぶし) 夏 が 来 る... 幼い子どもが、空手の白いユニフォームを纏い、裸足で稽古。 突き出す拳の可愛らしいこと。 顔は真剣。あどけないながらも、きびしいところがおもしろい。 さあ、暑い夏が始まる。...
秋の 夜 白 熱 灯 に 暖 を と り 世の中LEDばかり、エコで、しかも長持ちすると。 ただ、今の季節せめて食卓は、白熱灯の暖かみがほしい。 わたしの作った、しょうもない料理も、明かりのおかげで、見られるものになる。 秋刀魚に大根おろし、かぼす。最後におくらを載せて肉じゃが、なめこと豆腐の味噌汁、湯豆腐は面倒なので、冷や奴、たったこれだ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください