そのときは そのときで 生きて来た春

とくに何を選んだわけでもないけど、それなりに小さなことをいろいろと決めながら生きて来た。そのときはそれなりに
考えたつもりで。それがどうだったのか、今でもわからない。きょうもそうして、生きている。

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若 過 ぎ て 葬 儀 の 写 真 山 笑 ふ 94歳で死んだのに、「この写真を遺影に使ってくれ」と「仏壇の引き出しに入れておくから」と本人指定であったため、遺言どおりにしたところ、30年も前の写真で、黒髪のにっこり笑った別人が写っていました。 少しぐらいなら、なるほどだけれど、ここまでだとちょっと・・・笑う。...
羽化に似て 蔦(つた)の若芽は 濡れて出る... 蔦がようやく芽を出し始めた。 若い葉は、まるで蝶が、さなぎから生まれたばかりのように、 濡れたような、艶のある面持ち。 これから、大きく、強くなって、夏には、城を覆うイラクサの ごとく、たくましくなる。...
風 誘 ふ あ や め の 蕾 弛 び あ り かぜさそう あやめのつぼみ ゆるびあり 五月の風を受け、硬く硬く巻かれたアヤメのつぼみが、少しずつながらゆるんできました。 あやめはつぼみもきりっと美しく、咲いた姿も凛として、見飽きることのない美しい花です。 あの濃い濃いムラサキが、ショウブやアイリスには見られない風格をかもし出します。 た...
青 葉 潮 日 向 の 沖 を 盛 り 上 ぐ る... あおばじお ひゅうがのおきを もりあぐる 列島の南、日向沖から土佐沖を北上する暖流は黒潮と呼ばれます。 その五月の頃の太平洋岸の潮の流れを漁師のあいだでは青葉潮と呼ぶそうです。 豊漁とくにカツオの豊漁をもたらすといいます。 太平洋の海は碧であり、群青色です。 どこまでも豊かで深いのです。...

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