ずれずれの 福笑いままの 顔のあり

わたしは妹と仲がとても悪い。
小さい頃から要領のいい妹と、空気の読めないわたしは仲良くできなかった。
まま母に、わたしをチクることで、身の安全を確保した
妹を、わたしは今になっても許すことができない。
おそろしく目の離れた顔をしていた。ほとんど耳の上。
身長のわりに、肩幅が広かったが、顔のでかさはそれを大きく
上回っていた。その顔のでかさに、対向車が急ブレーキを踏んだという
逸話があるくらいだ。魚で言うと、鮟鱇(あんこう)であろうか。
福笑いの、ずれた出来上がりを見て、思い出した。
妹は今も、まま母と仲良くしているんだろう。
あんな調子のいい人間が、血のつながった妹とはときどき信じられない。
それに鬱陶しいほど見栄っ張りだし。

この句も読まれています。

岩 肌 に い ち め ん 著 莪 の 花 い ち め ん... いわはだに いちめんしゃがの はないちめん シャガの花。 アヤメに似た花です。 湿り気のある森林で育ちます。 根茎を伸ばして繁殖します。 とても薄い紫、中心だけ黄色です。 山肌かと思うくらい大きな岩盤、福岡県筑前東峰村の筑前岩屋の駅舎の裏です。 日当たりがよくもなければ悪くもないそんな場所です。...
山 峡 に 合 歓 ( ねむ ) の 大 樹 は 夢 を み る... 人に見られなくともいい。 褒められなくともいい。 ひとりで、こつこつと夢を続けたい。 人付き合いが、ひどく面倒に思える日もある。...
終 電 に 冬 三 日 月 の つ い て く る... しゅうでんに ふゆみかづきの ついてくる 中秋の名月などとはちがい、冬の月は硬くて冷たい。 板金で作ったような月に、影のようにウサギがいる、そんな感じです。 道は適当に明るくて、月明かりを必要としているわけでもないのに、板金の月は離れず付いてきます。 今年ももうふた月が過ぎたと、そのたったふ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください