こ れ よ り は あ り ん す の 町 門 柳

これよりは ありんすのまち かどやなぎ

柳は、川端そして境界線によく植えられたと聞きます。

むかし遊廓と呼ばれた町の入り口には、必ずヤナギの木があったとも。

ありんす言葉は、遊女 ならでは。

なまりの強い田舎の農村、漁村から女衒によって連れてこられた少女たちのなまりを消すのにうってつけの遊廓言葉だったとか。

町の名残りはとっくに消えて、ただヤナギだけが残されています。

春先には、ヤナギのしべが飛び、若い芽がレースのように枝垂れます。

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