か ら た ち の 花 い つ ま で も 棘 の 中

からたちの はないつまでも とげのなか

バラなどとは比較にならない、強くて大きくて烈しいトゲです。

むかしは生垣に使われていたらしいのですが、あまりのトゲの激しさに、しだいに遠ざけられたものと想像します。

白い五弁のきれいな花、食用にはなりませんが黄色のかわいい実をつけます。

しかしなんせトゲがひどくて近づくことなどできません。

柳川の白秋生家に一本だけ育っています。

童謡が有名です。

作曲 山田耕筰 作詞 北原白秋

「からたちの花がさいたよ。白い白い花が咲いたよ」

山田耕筰は、幼い頃養子に出され、活版工場で働きながら夜学で学んだといいます。

自伝では、工場で辛い目にあうと、カラタチの垣根まで逃げ出して泣いたと述懐しています。

この歌は、耕筰のこの思い出を白秋が詞にしたと伝えられています。

この句も読まれています。

こ の 露 地 を 行 く な 群 生 ね こ じ ゃ ら し... このろじを ゆくなぐんせい ねこじゃらし クルマなんて通れない、細い細い露地の入り口に猫じゃらし。 ネコが飛びついて遊ぶから名付けられたものか、エノコログサと言うより、愛嬌のあるネコジャラシが一般的のようです。 地元の人だけが知るこの細い道は、それなりに大事なのです。 わたしには、よそ者は遠...
埋 み 火 を 興 す 振 り し て 物 想 ひ... うずみびを おこすふりして ものおもい 炭をながもちさせるために、むかしから火鉢の灰の中に埋めたものです。 灰の中の炭は、火力は弱まりますが、いつまでも燃え続けます。 手をかざせば、ほのかな温もりが感じられたものです。 火ばしで掻き出せば、またあかあかとおこります。 火ばしで、灰や炭を掻き回しなが...
長き夜は ひとりコトコト お裁縫 秋の夜長は楽しいものです。 まして雨ならなおさらのこと。 そのうえひとりならもっと素敵です。 最近習い始めたばかりの洋裁の宿題をするのです。 でもこれには条件がそろはなくてはならないのです。 まず心配事がなくなりはしないけど、ちょっとだけでも落ち着く。 人間関係のトラブルを抱えてないとき。 そしてそ...
雁の寺(2) 上京区の久間平吉は、孤峯庵の檀家だったが、慈海の等級別表によると、二流であった。 その久間家から使いが来て、亡父の3周忌だから読経を頼むといってきたのは11月の7日だった。 慈海は慈念を呼んで、「お前、久間の家へ行って経あげておいで。 わしは源光寺に行かにゃならん」と言った。 「陀羅尼と施餓鬼を読ん...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください